ラブライブ!2期 第13話(終)『叶え!みんなの夢――』

絵里・希・にこの卒業の日、この一年間を振り返るμ’sのメンバーという最終回。
今になって思い出しましたが、そもそも音ノ木坂学院の存続の危機を救うため学園アイドルを結成し生徒を集めようというのが出発点でしたので、来年はともかくその先のことを考えればμ’sの名前は残しておいた方が…、それはその時の在校生が頑張れってことなのか。
今回も優勝シーンは割愛。普通の作劇であれば地区予選の勝ち上がりや「ラブライブ!」の優勝シーンにクライマックスを合わせるのでしょうけど、この作品はそこを徹底的に避けているようでございますね。
それは描きたいものは勝つことなどではなく、仲間たちとの青春そのものということなのでしょう。であれば勝ち負けは副次的なものに過ぎないどころかむしろ邪魔なのかもしれません。
あえて描かないのはそういう理由でもあり、だからこそ些か冗長気味にも感じられましたがこの卒業式というイベントを丁寧に見せたのだと思います。
彼女たちの青春はまだ始まったばかりなのですが、「スクールアイドル」としての青春には一区切り。別の何かに挑戦するためにも「卒業」はスタートラインの門出ということでございますね。
それぞれが未来に向かって歩き出す良い幕引きでございました…、と思っていおりましたらラストカットで急展開!
うむ、やはり商売は大切ですよね(笑)
と云う事で本当の幕引きは劇場版に任されるようでございますが、ここまで頑張ってきた彼女たちに(花田先生が用意する)どんな困難も敵ではないしょうし、必ず乗り越えてくれる事だけは容易に想像できますので何の心配も必要ないでしょう。