極黒のブリュンヒルデ 第11話『突然の再会』

1107番の回収を命じられたSランクの魔法使いヴァルキュリアだったが、監視の魔法使いを葬り勝手に行動を始める。そのヴァルキュリアに殺された初菜は能力で再生、天文台という情報だけを頼りに寧子たちの元へ向かい、というお話。
良太にとって寧子はクロネコの面影があったから協力し始めたというのは理解できるのですが、その他の魔法使いたちに対しても同様の態度をとることにこれまで疑問を感じておりませんでした。
でもよく考えれば単に義侠心に厚いですとか女の子たちに対する男気や使命感だけでは説明できないような気も致しますし、彼の「一度見たことは絶対忘れない」と云う能力も常人のそれではございませんので、何か隠された秘密があるような気がしてまいりました。
再生能力を有した魔法使いゲット!(笑)
見方を変えればこの作品もハーレムものにジャンル分け出来そうですが、そんな雰囲気は微塵も感じられないのは状況が切羽詰まっているからでございますね。鎮死剤の不足が解消されない限り悲しい選択は避けられそうもございません。
さて本編とは関係ございませんがとうとう作画陣が力尽きたようで酷い画が多数見せられる悲しい状況に(笑)
まあ画の崩れに関しましては諸般の事情ということで納得も致しますし、第一昭和のアニメで育ったおっさんには脳内補正という特殊スキルもございますのでそんなに気にしないのですが、一点小五郎のコーヒーを飲むシーンだけは気になってしまいました。
何処の世界にソーサーに乗ったままのカップを口に運ぶ人間がいるのかと。
ただそれが小五郎の変な性格を表現していたというのであれば問題はないのですが、その場合良太に「相変わらず変な飲み方」というツッコミをさせませんとその演出は成立しないわけで、それがない以上作画ミスと判断するしかございません。
…しかし何処の国に外注したとしてもこんな画を描くアニメーターがいるとは思えないので、絵コンテで指定していたのでしょうし、とするとやはり小五郎の性格を表現する飲み方だったのかなぁ、う〜ん。