極黒のブリュンヒルデ 第7話『機能のかけら』

良太は寧子たちにとって希望となる鎮死剤の製造を天才科学者小五郎に頼むが、薬の構成上製造までは1年以上かかると告げられてしまう。最後の希望を失った寧子たちを前にして良太は次の「希望」を探し始めていたというお話。
まあそんなにうまくいかないか。と申しますか、ここで何とかなるようなら今まででも何とかなっていたでしょうしね。
最終的には「敵」のアジトに乗り込んで大量の薬を持ち出すしかなさそうですが、寧子達の戦力ではなんともなりそうもなく。
そもそも鎮死剤を手に入れたところで延命が図れるだけで根本の解決にはなりませんからねぇ。
この作品で本当の「希望」とは「魔法使い」から抜け出せることでしょうが、そんな方法は存在するのかも分かりませんし、厳密な意味での希望はそもそもないのかもしれません。絶望に包まれているこの作品では、希望はそのアクセントにすぎないのかもしれませんね。
でもこんな作品だからこそハッピーエンドを期待しております。…皆が生き残ることだけが私が希望するハッピーエンドではないのですけど。