一週間フレンズ。 第6話『友達の母親。』

数学が残念な子(笑)祐樹と沙希が追試に備え香織の家で勉強をすることになり、祐樹は香織の母親と対面したというお話。
当たり前の事ですが母親は香織の「記憶消失」について知っていたようで、でもそんなことより香織がいてくれるだけで十分という母親の心情が嬉しいエピソードでございました。
もちろんお母さんもこのままでいいとは考えてはいないのでしょうけど、「友達」以外の記憶は残っているのですから今は見守るしかないのかもしれませんね。
その記憶消失の原因らしきものが少しだけ語られましたが、このシリーズ内で「原因」まで行けるのかどうかは微妙でしょうか。
もっともこの作品は香織と祐樹の繰り返される「出会い」と、積み重なるけれど一方には残らない「想い」を淡く優しく見せてくれれば十分でございまして、決して香織の記憶を残すために祐樹が頑張るお話じゃございませんからね。
一期一会。
同じような毎日も決して同じ日はないのだということを香織を通して見せてくれているのだと想います。