それでも世界は美しい 第1話『晴れの大国』

小国「雨の公国」の第四王女ニケは姉たちとのじゃんけんに負けて大国「晴れの大国」の国王へ嫁ぐ事になって、という初回。
同じような設定でも女性と男性では視点と申しますか雰囲気に大きく違いがあるように感じられまして、…何と言ったらいいのかなぁ。
今回のエピソードでもニケの置かれた状況は小国の悲哀から会ったこともない強国の王様のもとに嫁ぐといった結構悲惨の様に見えるのですけど、悲壮さを感じさせることもなく。
くよくよ考えても何かが変わるわけでもない、ならば前を向いて歩いてみようといった、女性ならではの強さがにじみ出ているように感じられまして「明るい」雰囲気に包まれているようでございました。
まあそれを調子が良すぎると考えることも出来るのですが、深く考えすぎてなかなか前に進めない男性作家の作品が多い中、本作が一服の清涼剤として機能してくれれば嬉しゅうございます。
監督は亀垣一さんかぁ、スタジオZの作画が忘れられません。