ストライク・ザ・ブラッド 第18話『観測者たちの宴編Ⅲ』

ヴァトラー、女性に興味ないとばらされるの巻(笑)
今回紗矢華とシュトラ・Dの対決において風に対して舞姫の力で対抗できた理由がよく分からなかったのですが、あの場面でいちいち戦いの内容を当事者に解説されるとテンポが台無しになったでしょうから「なんとなく」伝われば良いといったスタッフの判断を支持しておきます(笑)
シリーズも終盤になってしまいましたが、古城のキャラが良い塩梅に変質してきたようでしてした。
初期の彼は身内に抱えた第四真祖を持て余し気味といった感じで人間臭さに欠けていた、と申しますかどこか気取った印象だったのですが、気の強い女性陣に囲まれるようになるに従って「ヘタレ度」が増してきて歳相応の反応を見せてくれるようになったことが原因かもしれません。
物語におきまして登場人物がストーリーの進行のためだけの記号として振舞う作品もございまして、作品に応じてそういうやり方も効果的ですから否定はしませんが、長い物語を語る上では登場人物の個性で引き付けることも必要。
そう考えますと古城くんたちもようやくこの作品に馴染んできたように見えますし、むしろこれから先こそが本領を発揮してくれのでしょうけど、登場人物も視聴者も馴染んだ頃がお終いなんだようなぁ(笑)
作り上げた作品の世界や雰囲気、登場人物たちの個性を無駄にして欲しくないものでございます。