咲-Saki-全国編 第6局『萎縮』

まこの活躍でトップに返り咲いた清澄。しかし中堅戦に臨んだ久は違和感を感じたまま試合が始まって、というお話。
久でも重圧を感じるのか、いえ久だから感じた重圧なのかもしれません。
ひとりひとり自分で部員を集めようやく出場することが可能になったこの大会が久の高校生として最後の大会。ここに至るまでの苦労ですとかライバルの協力ですとか万感の想いが彼女を縛っていたと。
麻雀自体は超能力バトル然としておりますが、そこに臨む彼女たちの心理描写は普通の女の子たちのそれでございまして、この辺がこの作品のいい処でございます。
一番最初は楽しむ心。
誰に強制されてしていることではございませんで、原点は好きだから。それを思い出した久の進撃はここからでございます。