キングダム 第2シリーズ 第37話『遠雷』

秦が山陽を正式に領土としたことで趙国の李牧は「ほうけん」に燕国への進軍を命じ、そして秦国内部では呂不韋が勢力拡大に動き出した、というお話。
一波動けば万波生ずということのようでございまして、これ以後は本格的な戦国の世に突入しそうな予感が致します。
それに致しましてもまだ世の趨勢が定まっていないこの段階で、しかも時代の波が大きく動き出しているというのに内戦を招きかねない権力闘争を仕掛ける呂不韋は王としての器は備えていないようでございます。
もっとも政が世の中を収めてしまえば彼の野望が成就する余地はなくなってしまいそうですから、「今でしょ!(笑)」なのかもしれませんけど、まだ早すぎると思うんだけどなぁ。
しかし政が追い込まれてしまったのも間違いのない事実でございました。そしてそんな政が向かった先はお久しぶりの「せいきょう」登場、ずいぶんと成長しておりまして、前回出演時の面影がなくなっておりました(笑)
さて政は彼をどう使うつもりなのか、…残り2話しかないのに物語りは更に面白くなってまいりました。