蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- #11『姉妹』

タカオと合体(!)した401はアメリカを目指すが400と402が追撃。ハワイ沖で決着を付けようとする群像と、姉妹たちと戦いたくないイオナの想いが交錯する、というお話。
オレの流した涙を返せ!(笑)
消えたとばかり考えたタカオさんでしたが、しぶとくイオナに憑依(笑)して望み通り群像の傍におりましたよ。考えてみれば群像がイオナにいる限りタカオの艦長になることはないでしょうから、この配置こそ彼女の望むものでしょうねぇ(笑)
武器から何者かに変化したタカオたちと、あくまで武器として消えていった400たちの違いはなんでしょうねぇ。
イオナの説得にもう少し時間があれば彼女たちもタカオたちと同じように変化することができたのでしょうか。それともどんなに時間があっても変わることはなかったのでしょうか。
消え去った後ではなんとも判別はできないのですが、しかし僚艦をかばうために自分を犠牲にしたり、姉妹を想いながら沈んでいった彼女たちは変わる可能性はあったと見るべきなんでしょうね。
最初に人間としての融通無碍さを獲得してさえいれば。…いえその「いい加減さ」こそが人間そのものなのかもしれません。
そしてコンゴウ。
もはや戦艦ですらございませんが、怒りもまた人間の持つ感情でございまして、その意味では彼女はもう立派(?)に武器から変質を遂げているのでございます。