サムライフラメンコ 第10話『決戦!敵の基地』

キング・トーチャーとの最後の戦い。
初回から暫くの間のエピソードが遠い昔のように感じられまして、この短い間に作品の雰囲気を一変させてしまったスタッフの手腕は見事だと思う反面、これだけ変えるのなら最初からどうにか出来なかったのかと構成を罵ったり(笑)と色々。
もっともこの作品はまだ1クール残しておりますので、終わるまで構成がどうのこうの書くのは痛い目を見そうなので自重しておいた方が無難でしょうね。
同じヒーロー物を見て育ったのに一方は正義に、一方は悪に共感して立場が正反対になってしまったようですが、気持ちは分かる(笑)
トーチャーが語ったように、悪は己の心の赴くまましたいことをして自由ですし、なにより美しいのですよ。
そもそも善悪の価値観なんて見る位置を変えれば全く違う風景が見えるわけでして、おっさんはそれを「海のトリトン」で学ばせて頂きましたが、…御大は子供に何てものを見せてたんでしょうねぇ(笑)
自分の信じる「正義」に必要な絶対座標が正義にはあるのかがこの先の焦点かもしれませんが、まりの折れた心がどうなるのかにも注目でございます。
地球以外の科学力などは2クール目以降に持ち越しなのでしょうけど、…この作品が何処に向かっているのかも含めて五里霧中でございます。