勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 第8話『魔王の娘さんが水着でお客様をお迎えするそうです。』

店内のクーラーが故障し暑さに負けそうになるレオン王都店の面々。しかも本社から通常取り扱わないような商品の販売を命じられてしまう、というお話。
うむ、色仕掛けとは邪道!(笑)
この作品本来の持ち味からすればこういう展開こそ正しいのかもしれませんが、架空の世界の中であっても真摯にお仕事に取り組む若者の姿の描き方に共感を持っておりましたので、急にお色気色とコメディ色が強くなったように感じられまして戸惑う。
さらにアマダの本部でも魔界関係の動きが見えましたが、異世界のお仕事事情と若者たちの進路の悩みだけで作品を創るのは難しいようでして、やはりそういう方向へ進まざるをえないようでございます。
その進んだ先でもこの作品の良い処が変わらないでくれるよう願うばかりでございます。