COPPELION コッペリオン 第5話『生命』

JASA本部に生存者が居るという連絡を受けて荊達が向かう途中、謎の兵士たちに襲われて、というお話。
敵対するものと遭遇したら要救助者の命を守るためにも戦う、場合によっては相手を倒すことも厭わないといった展開を期待しておりましたがそんな刺激的なこともなく。荊たちの役目はあくまで「救助」という事のようでございます。
それはそれで問題はないのですが、であれば救うことに対するドラマ、つまり助ける側と助けられる側のベタな人間ドラマが弱すぎるのではないかと。
コッペリオンとしての葛藤、被災地に取り残された悲しさや悔しさ、自分の意志で残ったのであればそうせざるをえなかった者の怒りや憎しみ…、人間ドラマを描くのには十分な要素があるんですけどねぇ。
今のところそうしたものが活かされているとは見えませんで、そこが今ひとつ作品に共感と申しましょうか、中に入り込めない原因と想います。
首相登場、…小者過ぎて苦笑。
こういった事態の中で首相をしているのですから「見たまま」の男ではないと信じたい(笑)ところでございますが、さて。
掃除屋も登場。やはり綺麗な仕事だけしている訳ではなかったのですね、荊たちはその存在も知らないのかもしれませんが、知った後の反応が恐くもあり楽しみでもありでございます。