マギ 第4夜『海賊』

アリババたちは子供だけの海賊に積み荷を奪われたうえにアラジンも連れ去られてしまう。連れ去られたアラジンは子供たちの親として振る舞う「オーム・マドーラ」と対面していた、というお話。
既に嫌な予感しかしておりませんが、多分想像した通りの結末になるんでしょうね(笑)
確かに世の中の歪みというものは弱い者に集中してしまいまして、この作品はそうした人々の悲しみや苦しみを避けることなく正面から描こうという作者の意思を感じますし、その事自体は立派だと考えております。
ただ創作でございますのでたまには爽快さを求めても許して頂きたいですし、冒険ものの痛快さもあっていいんじゃないかと。
このエピソードの結末が私の想像通りであるのならあまりにも辛すぎまして、それはアリババと白龍のコミカルなやりとりで相殺されるようなものではございませんしねぇ。
弱い者達を救うためにアリババやアラジンが立ち上がるというのでしたら、こちらの精神的限界が来る前にお願いしたいものでございます。