COPPELION コッペリオン 第4話『夕陽』

化けガラスの襲撃を撃退した荊たちは不時着した化けガラスを追って競艇場跡へやって来てその目的を知る。後の世代に大きな負担を残したことに己の罪を感じた司馬はマスクを外して、というお話。
最近「後の世代にツケを回さないように」という言葉をよく聞きますが、それを現役の世代で負担しなければならないような論調には違和感を感じております。
我々も様々な恩恵を受けてきたことは否定いたしませんが、だからといって我々の世代が全てを始めたわけでなく、その責任を全部背負わされてしまうのは違うんじゃないでしょうかね。
歴史という連続の中で誰が始めたことなんて議論はそれほど意味があるようにも思えませんし、我々が出来る事は「より良い」ものを作り上げる努力のほうで、「後始末」だけの議論では未来を創造なんて出来ないのではないでしょうか。
と云った作品と全然関係のない感想は兎も角。
今回も荊たちの感情が爆発している場面がございましたが、前回同様その場面に「共感」出来なくて困惑。いや彼女たちの悲痛な叫びは「頭」では理解できるのですが「心」に響いてこないんですよねぇ。
時間的に難しいのかもしれませんが、此処が改善されませんと本当に「お人形(コッペリオン)」を見せられているようで、先々誰の目線でこの世界を見ていればいいのか、その拠り所を見失いそうで不安が大きくなってまいりました。