たまゆら 〜もあぐれっしぶ〜 第8話『あの日の遠い約束、なので』

幼い頃の約束を果たすため、ちひろが竹原の花火を見に来たお話。
約束の重さは年月を重ねる度に重くなりますが、同時にその重さ故に愛おしさも増すというものでして、楓とちひろの約束がすぐに果たされてしまっていたらこの瞬間の感動もなかったでしょうから、熟成させることも良いことですね。
大切なのはどんなに時間がかかっても約束を果たすことでございまして、仮に二人の約束がもっと歳を重ねてから果たされたとしても、その時はその時で違う感慨がもたらされたことでしょうしね。…どの「時代」が適切かなんて誰にも分からないでしょうから。
でもこの年代で約束を果たした意味は当然ある訳で、感受性が豊かな時にしか感じられない「何か」を二人は感じ取っていたようでございました。
CGが進化して一番良くなったのは「水」と「花火」の描写だと考えておりますが、今回もその威力を遺憾なく発揮しておりました。