たまゆら 〜もあぐれっしぶ〜 第7話『ついに、みんなで来たよ!なので』

夏休み、楓がかおるたちとさよみの運転する車(!)で汐入へ「里帰り」したお話。
もちろん過去に行ったことのある場所を巡っているのですから行く先々に父親との思い出があったも不思議ではないのですけど、この場合強く印象の残っているのではなくぼんやりとした記憶が鮮明になる度、そこにはいつも父親がいてくれるといった仕掛けになっております。
積極的に父親の影を追った結果ではなく、気が付くといつも一緒にいてくれたという事実を「喜び」として受け入れる楓。
いなくなった父親を今でも愛している娘と、生きている間精一杯娘を愛した父親の交流でございまして、確かに一緒に思い出を作ることは出来ませんし新しい思いでも作れない。
でも再確認しながらそれを新しい思い出と考えることも可能でございますので、過去は決して「止まった時間」ではないのだと考えさせてくれたエピソードでございました。
線香花火大会はいい企画ですね(笑)