Free! 4Fr『囚われのバタフライ!』

メンバーが揃った水泳部だったが、怜は泳ぐことができないでいた。なんとか泳がせようと渚や真琴がコーチするのだが、というお話。
自由に見えても本当は不自由で、だから一層自由を求めるということでしょうか? 本当の処は最後まで見ませんと分かりませんが。
遥にとって諸々の「しがらみ」から「フリー」になれる場所は水の中だけのようですが、仲間が増えライバルの呼びかけに応えるのか、それでも水の中で「フリー」という嘘で自分を騙すのか。
といった問題も興味深いのですが、そうした問いかけをコミカルな高校生の日常といったオブラートに包んで描いている辺りが本作の面白いところでございます。
怜の場合、体は出来ていたからある日突然泳げたことに異論はございませんが、よりによってバタフライというところが斜め上で楽しゅうございました(笑)