銀河機攻隊マジェスティックプリンス #016『君のヒーロー』

要再検査と診断されたイズルだったが本人に自覚はないまま事態は静かに進行。アンジュの歓迎会を行っている頃政府内部では利権確保を狙った各国の思惑が交錯。そしてイズルがテオーリアと会食を始めるとウルガルの侵攻が始まって、というお話。
どうもハーモニックレベルが上昇し過ぎると拙いようでして、多分テオーリアはそのことに気が付いてイズルを会食に誘ったような気がするのですが、まだなにも話していないというのに無粋な出動命令だな(笑)
そしてまだ勝ってもいないというのに(と申しますかどちらかと云えば「敗色濃厚」ですよね)内部で権力闘争に明け暮れている地球側を描いておりましたが、あれはこんな連中のためにイズルたちが戦う意味があるのかと監督が問うていたのかもしれません。
各所で不穏な影が見え隠れしておりましたが、ザンネン5の周りは今日も通常運転でこの落差がたまりません。普通これ位物語が進行してまいりますと主人公たちが色々と悩んだり重い展開を繰り広げそうなものですが、路線の一貫性が保たれている処が素晴らしい。
でもそれは彼らに過去の記憶がないこととも関係しているのでしょうから、彼らが生きる意味を考え出すと違った展開になるのかもしれません。
最後の最後までザンネンでも生き抜けるのか、それともヒーローになって消えてしまうのか。分岐点がやって来るのかもしれません。