八犬伝−東方八犬異聞− 第16話『逆流』

信乃、先生になるの巻。
おっさん涙もろくなってしまいましたので、佳穂のようないたいけな幼女(笑)が不幸な境遇に置かれているのを見せられますと「創作なんだから救ってやれよ!」と安易に考えてしまうのですが、佳穂は自分のことは何でもできるし文字も覚えようと努力していて、多分自分の境遇を不幸とは考えていないのですからこういった考え方は佳穂に対して失礼なんでしょうね。
肉まん屋(?)さんのエピソードですとか、戸籍も持たない子供たちが付けられた名前の意味を知るといった味わいのあるエピソード作りが上手くて、本編なんか進行しなくても全然問題なし!(笑)と思わせるところがこの作品が人気作品の所以ではないかと。
目が見えないからこそ本質を見抜く。
二人の荘介に対する佳穂の感想が入れ替わっているように見えたのは、今後の展開の鍵なんでしょう。…もしそうなら佳穂の再登場もあるかもしれませんし、そうなったら嬉しいな(笑)