翠星のガルガンディア 第11話『恐怖の覇王』

レド少尉、クーゲル中佐と再会す。
やだ、カーツ大佐じゃないですか(笑)
クーゲルの言葉に違和感を持ちつつも、軍人として生きてきた時間が長いレドには明確な反論が出来ませんでしたが、これはこれで当然なので問題はございません。
ただこの作品が1年、せめて2クールあればレドが地球で戸惑いながらも暮らす姿を描けたでしょうし、その中で押し付けられたり疑問も持たなかった軍人としての生き方ではない「自分の生き方」を見つけられたでしょう。
その後クーゲル中佐との再会して同じ場面になったとしたなら、その後の受け答えは全く違ったでしょう。…いや違った展開が欲しかったのではなく、自分の言葉で堂々と語るレドの姿が見られたんじゃないかと。
コクピットから出られなかった(本当かどうかは現時点では不明。もしかするとチェインバーが語った通り自分を神聖化するための詐病かもしれません)クーゲルは、訪れた地球の方を以前の世界に合わせようし、コクピットから降りて世界の方に歩み出したレドは自分を世界に合わせて生きる道を模索していたように見えましたが、どちらが正解という単純な話ではございませんね。
「幸せ」に対する基準が全く違うのですから、このお話に合意する事はなさそうで、さてレドの出す答えはどういうものでしょうか。
…これが「普通の」作品であれば答えは予想通りのもの以外ありえませんが、なにせ虚淵玄さんですからねぇ、油断しているととんでもない事になりそうですし(笑)