団地ともお 第10話『計画性がなくていいのかともお/女子高生の伝書鳩だねともお』

Aパートは無計画に小遣いを浪費するともおを見て将来の心配をし始める母哲子のお話でございました。
笑わせて頂いたのですが、よく考えると笑えないお話なんですよねぇ(笑)
遺伝か習慣か環境か、それともあくまで個人の資質なのかが問題ですが、親としては自分の育て方という結論になってしまいますねぇ。…しかしお姉ちゃんの君子はともおとは全く違うのですからこれも違うのでしょう。親の不安は尽きないと云う事なのかもしれません(笑)
Bパートは坂上と青戸の間に入って右往左往するともおの話。
坂上と青戸は友人だったことや坂上が1年生を繰り返している事など衝撃の事実(笑)が明らかになりましたが、それはこのお話とあまり関係がなく。
波風の立った間に誰かが緩衝材として居てくれることが好転する事は多々ございまして、その役目を意識する事も無く果たすメロスともお(笑)に胸を打たれる。…これもこのお話の核心ではなく(笑)
このエピソードの要点は「頑張る決意は必要だけれど時には路傍の花を愛でる余裕も必要」といったところでしょうか。心の余裕を失くして走り続けることは難しいですからね。それと「土台の上に何を建てるのか」も考えなきゃいけないと云う事も。
言いたいことを言い合える、坂上と青戸は良い友だちでございます。