進撃の巨人 第6話『少女が見た世界 -トロスト区攻防戦2-』

ミカサの過去話と残酷で美しい世界について。
結局のところ、巨人に襲われなくても力の弱いものは「狩られる」側であり、人の悪意はまき散らされている、と。
ただ「狩る・狩られる」について言えばそれが自然の摂理でございまして、そこから抜け出せるなどと考えても仕方のないことでございます。生きて行くということは他の命を喰っていることに外ならないのですから。
もし巨人が捕食者であったならこの作品は人類と巨人の生存を賭けた戦いでしかないのでしょうが、前回「巨人は人を喰うために襲って来ているのではない」と否定しておりましたので、少なくとも対巨人戦は残酷でも美しくもありませんね。
だって対巨人戦は理不尽さは感じても哀切…、いや適当な言葉が浮かんできませんのでこう書きましたが、「残酷」という場合双方に譲れない事情があって、生死を賭けなければならない故の「残酷」ではないかと。
今後巨人側の事情が語られて、この殺し合いは不可避であり意味があるのだと提示され時、ミカサの感じた「残酷」に共感できるかもしれません。
…それにしても原画スタッフの尋常ではない数は何でしょう(笑) 根本的に制作に問題がありそうですが、どこか他のスタジオに協力してもらった方がいいかもしれないと、少し心配になったまいりました。