絶対防衛レヴィアタン 第3話『絶対奥までイッちゃうもん!』

沼から現れた巨大な竜ユルルングルと対峙し緊張が走ったレヴィアタンたちだったが、ユルルングルに敵意はなくあるお願いを頼まれる事に。それは最近飲み込んだものをお腹から取って来て欲しいというものだった、というお話。
こんなユルイネタで笑ってしまった自分が悔しい!(笑)
今回の脚本は雑破業氏。最低限の作画枚数で最大の効果を狙っている辺りは流石と言うべきでしょう。
その為にはあからさまにおかしい状況を作り出し、その中だけで物語を完結させてしまうのが早道でございまして、今回はユルルングルのお腹の中に入るという設定がソレだったかと存じます。
だってレヴィアタンたちとユルルングルの縮尺から考えて「お腹の中」って発想自体が変でしょう?(笑) 常人ではなかなか思いつかないでしょうし、思いついたとしてもよく考えて思い直すと思うのですよ(笑)
いや、その発想を活かすとしてもレヴィアタンたちがシロップ並に小さくなると考えてもよさそうなのですが、そんな面倒臭い事考えた形跡もありませんでしたし。さすが雑破業!(笑)
で「天丼」やら細かいギャグを散りばめ、さらに背景も使い回し可能なお腹の壁ばかりと、極力動かさない枚数をかけないと徹底的に費用を抑えた現場に優しい脚本に仕上がっておりました(笑)
まあそれでも中身がダメなら意味はないのですが、緊迫感の欠片もないユルイ内容でありながら楽しいエピソードに仕上がっておりまして、ある意味でこの作品の方向性を確定していたかと、…この路線で確定なのかなぁ(笑)
もっともこの作画であればこの路線が正解で、変にアクションをメインにしたりシリアスな内容を描こうとしない方がスタッフにも視聴者にも幸いでございましょう。