変態王子と笑わない猫。 第2話『妖精さんは怒らない』

「建て前」を取り戻すべく小豆梓にまとわりつく陽人は、ストーカー(笑)しているうちに小豆の秘密を知ることになって、というお話。
テンポが良くて楽しく視聴しているのですが、小豆が陽人の「建て前」の移行先として確定しているようなのですが、その明確な証拠が提示されていない部分が少々気になりました。
段取りとして、小豆が「建て前」を使う事で受け取るメリット・デメリットを描き、さらにその「建て前」が陽人のものである決定的なエピソードが必要なのではと考えたものですから。
「建て前」は人間だれしも持っているものですから、それが陽人のものとは限りません。陽人ならではの「建て前」を描いておかないと区別がつきませんし、視聴者として混乱しかねないんじゃないかなぁ。これが「魔法」とかですと簡単に区別ができるのでしょうけど、こうした当たり前の「スキル」の場合中々難しいですね。だからこそこの辺は丁寧に描いておく必要があるのではないでしょうか。
それと小豆がお嬢様のふりをする理由も描かれておりませんでしたが、この辺は次週明らかになるのかもしれませんので保留。
小倉唯さんの月子は「感情のない感情」が表現されていて、これを観ているだけで満足(笑)