バクマン。3 第25話(終)『夢と現実』

「REVERSI」放送当日、「はじまりの場所」で最高と亜豆の恋物語はクライマックスを迎えたというお話。
そうか、まだ二人は24歳なのか、若いな(笑)
ということで大団円なのですが、実はこれからの人生の方が長いですし、明日をも知れぬ自由業な二人が幸せになれるかどうかは未定。
いや未定だからこそまだまだ「夢の途中」ということなのかもしれませんし、これまでの二人を見ていればこれからも彼らは全力疾走するんだろうなという事は分かります。
ただ彼らの本格的な苦難というものが描かれていなかったので(たとえば「干される」とか「飼い殺し」されるとか)、「夢」や「青春」はキレイゴトばかりではございませんし大きな挫折も経験して頂きたかったのですが、まあこの作品を視聴している若い方にそんな夢のない話は不必要ですしね(笑)
3シーズンに渡り放送された本作も無事最終回を迎えましたが、マンガ家になる以前を描いた第1シーズンが一番面白く感じられたのは「何者になる」といった目標に対するパワーが一番出ていたからなのでしょうね。
マンガ家と出版社のバックステージものとしても楽しませて頂いたのですが、その部分もちょっとキレイゴト過ぎたかなぁと不満も。これは漫画家さんや出版社に関するいらぬ情報(しかも正しい訳じゃないのですが)が入り過ぎた故の弊害なのかもしれません。
知らない事も幸せなのだと、作品とは全然関係のない感想で締めさせていただきます。