ダンボール戦機W 第58話(終)『LBXよ 永遠に』

ミゼルを倒して世界に日常が戻ったというお話。
「完璧であると自覚した瞬間それ以上の成長は望めず、不完全と自覚しているからより成長しようと努力する」のであり、だからミゼルは彼が不完全と認定した人間に敗れ去ったのだ、と勝手に解釈(笑)
最終回といたしましてはミゼルの断末魔ですとか、己を生み出した人間に対する呪詛のようなものを聴きたかったのですが、終わり方といたしましては実にアッサリしておりましたが、この辺はメインターゲットの子供に対しての配慮なのかもしれません。…この辺が御大の作った作品を視聴してきた人間には物足りなさを感じる原因なのですが(笑)
物語といたしましては2年もの長いシリーズなのですからもっと奥行きのあるものが作れたようにも感じますし、当初から書いてきた通りゲストキャラクターをもっと大事にして頂きたかったとも考えるのですが、この作品の主役はあくまでLBXだったのだと考えますとキャラクターの扱いはこれ位で十分なのかもしれません。
最終回の今回もLBXのアクションシーンは見事の一言でございまして、「商品としてのLBXの魅力を最大限に引き出すような描き方」がされており、この辺はこれから作られるだろうロボットアニメにも倣って欲しいところでございます。
脚本面では破綻していた(少なくともおっさんには)ように見えた部分も多々ございましたが、まあそれも別な意味で楽しめる要素でございましたのでいいかな(笑)っと。
このご時世にこれだけ長いシリーズを維持したスタッフの手腕に拍手を贈って作品の感想を終わることに…、再来週から新シリーズですか、商品売れてるんだなぁ(笑)
日野社長の嗅覚は絶賛されてもいいと思うんだっ!(笑)