PSYCHO-PASS #21『血の褒賞』

征陸智己、息子を庇って死す。
残された方は悔いしか残らないでしょうが、子供のために死ねるとしたら父親としては本望かなぁ。そして宜野座の腕が千切れかけておりまして「ああ、彼の左腕は父親と同じになり、父親の想いを受け継ぐ象徴になるんだろうな」と勝手な想像をしてしまいました(笑)
追う者と追われる者。
填島と狡噛は同じ種類の人間で、違いは人を殺した者と人を守る者の違いしかございません。今の倫理観から言えばこの違いは決定的なものですが、問題がそこに無く押し付けられた倫理観よりも自分で創った倫理観を優先している者とすれば彼らは同質であろうかと。
二人の不幸は事件を通して知り合ったことでございまして、もしずっと以前まだ何も始まっていない時に出会ってさえいれば…、いやこんな仮定は無意味なんですがね。
さてこの二人と違う道を歩もうとしている朱は彼らに対してどう「判定」を下すのでしょうか?そこが最終回の注目点でございます。