ROBOTICS;NOTES #21『ガンヴァレル発進!』

君島を止めるためガンヴァレルが立ち上がったお話。
この作品(原作はともかくとして)の最大の問題点とおっさんが感じている事は、君島の野望の目的(50億の人間を抹殺)に対する恐怖が伝わって来ない事でございます。
シュタインズゲート」では圧倒的で得体の知れない権力に立ち向かう個人といった図式に恐ろしさを感じたものですが、この陰謀の主体が君島個人なのか300人委員会なのかが判然とせず、また陰謀に巻き込まれて殺された者たちの直接描写が避けられたこと(例外はありましたが)もございまして、恐怖が欠落していたかなぁ、と。
サスペンスはこの恐怖感こそ生命線でございますので、どんなありえない状況が描かれようともそこさえ押さえてくれていれば最終段階の開放感に繋がると考える次第でございます。
全ての決着をつけるために覚悟を決めるあき穂たち。そしてフラグを立てまくる海翔(笑)
ただ相手の大きさが十分に伝わっていないため(少なくともおっさんにはそう感じられます)、この場面でのあき穂たちの悲壮感も小さく感じられて残念。
色々と不満を書きましたが、おっさんの脳ミソは最終回で見事な幕引きをして頂ければこれまでの全てを忘却できる便利なもの(笑)ですから納得の行く最終回を期待いたします。