ROBOTICS;NOTES #17『ロボット研究部は、本日をもって解散します!』

ガンつく2の転倒で昴が大怪我を負ってしまいロボ部はJAXAやスペースアメ社からの支援を打ち切られ、学校からは廃部を宣告されてしまう。海翔は最後の君島レポートを回収しようか迷いながら瑞榎の事故現場を訪れると、そこにエグゾスケルトン社の澤田が現れて、というお話。
残念だったのはあき穂の動機が姉へのコンプレックスだったところでございまして、まあそれはありそうな動機ではございますし、キャラの生々しさという点では納得はできました。
ただ作品の主人公の一人としてどうなんだろうと。
あれだけ周囲の人間に迷惑をかけて自分の我儘に巻き込んでまでロボットを作ろうとした動機がコンプレックスでは作品として弱く感じられましたし、共感も得られないんじゃないかなぁ。
ここはやはり「姉も学校も万博への出場も関係ない、私はロボットが好き、ガンつく2を完成させて歩かせたい、ただそれだけなんだ!」といった動機の方が燃えた(笑)ような気がしたのでございます。
燃える燃えないは兎も角といたしまして、子供じみた純粋な動機であるほうがもう一方のテーマ「世界を救う」とつり合うのではないかと。
もっともあき穂のそのコンプレックスが此処から先の展開に絶対必要なのだとしたらこの限りではございません。さてどうなります事やら。