PSYCHO-PASS #17『鉄の腸(はらわた)』

填島を逮捕したことで混乱は収束したが、カガリの行方は不明のままだった。逃亡犯として捜査するように命令する公安局の対応に狡噛たちは疑念を持ち始めて、というお話。
シビュラシステムの根幹が明らかになりましたが、これはある程度予想されたものでございまして特に目新しさはございませんでした。ただ管理する側が実は犯罪者自身だったという部分は面白い発想だったかもしれません。
もっともこの作品の一番の要諦は「他人に全てを委ねて思考停止になった人間に生きる意味はあるのか」ではないかと考えておりまして、その部分はまだ語られておりませんので期待したいところでございます。
虚淵さんが関わっているだけに、最終的に「有資格者」の朱が全てを引き受けてシビュラシステムになってしまいそうな嫌な予感がいたしますが、さて。