宇宙兄弟 #38『11件目のメール』

ムッタが宇宙飛行士になったと実感したのがトイレの中だったというお話。
合格した者も不合格だった者も、最終試験まで来ていた者は皆同じ夢を見ていて、今は立場が違ってしまったけれどその事を受け入れてしまえばやはり「仲間」なんだと。
今週はやっさんの決意表明で泣けました(笑)
宇宙飛行士ってのは仕事なのかもしれませんが、でも普通の仕事とは全然違う。せりかは新薬の開発のために宇宙に行きたいと説明されておりますが、さてそれは目的なのか手段なのか。最初に宇宙飛行士という目的があったんじゃないか。
それは皆同じような気が致します。
だから夢が叶わなくても自棄になったり人を呪ったりはしない。だって夢ですから。自分はそこへ行けないけれど同じ夢を見ていた仲間がそこへ行ってくれるなら。…確かに綺麗事に感じられるのですが、登場人物たちの人間臭さを描いてくれているからこそ、本作はありふれた綺麗事に止まらない感動を与えてくれるのだと思います。
多くに人々の夢を背負う合格者はその重みにも耐えられる、…いえ喜びを感じているのでございましょうね。
次週日々人の身に何か起こりそうですが、原作を読んでおりませんとこういう時辛いですなぁ(笑)