アルカナ・ファミリア 第12話(終)『Arcano duello』

「アルカナ・デュエロ」開催、モンドを救う目的を持ったフェリチータは勝ち進んで行き、というお話。
てっきり原作は「カードバトル系」のゲームだと思っておりましたが、「wiki」を読みましたら「乙女ゲー」でございまして…、初回の感想で確認したっけ?(笑)
と云う事はバトルはこの作品の重要な要素であっても必須な要素ではなく、中心はフェリチータと野郎どもの関係を描く事でございます。
ですので実は「アルカナ・デュエロ」というのはあってもなくても本作にはさして影響はない訳で、登場人物たちが描けているかが本作の最重要課題であったかと。
その点で考えますと、家族(ファミリー)の絆を中心に描こうとした今監督以下スタッフの意気込みは伝わっておりましたが、掘り下げは不十分だったかもしれません。
リベルタやノヴァの内面はもっと丁寧でもよかったですし、デビト以下三バカも同様に感じられまして、そこが残念でございました。…あとホムンクルスちゃんも(笑)
でも変に深刻なお話にしないで真っ直ぐだったところは好感が持てましたし、最後まで作画が乱れなかったのも「武蔵境方面(笑)」の意地を見せて頂いたかと。
2クールあれば色々と仕掛けられたのでしょうが、この尺で出来ること、最低限しておかなければならなかった事、視聴者が原作へ悪印象を抱かせないということは出来ていたのではないでしょうか。
それで十分かと存じます。