TARI TARI 第12話『重ねたり 響いたり』

「歌を唄う」それだけを目的に走り出した合唱部、というお話。
一生懸命頑張っている姿を見て心動かされない人は居ないと思います。その頑張る姿がもう少しあれば良かったかもしれませんが、やり過ぎると今の若い視聴者の方々には敬遠されてしまうんでしょうね。…おっさんといたしましてはもっと作為的でも全然問題はないのですが(笑)
ドラマといたしましては、学校側との対立ですとか、汚い大人(笑)といったありきたりの、でも生徒側の団結を強固にするイヴェントも「アリ」だと思うのですが、この作品は昨今のそこまでリアリティのないものは排除して、生徒たちが抱く小さいけれど(多分)いつの時代も不変の気持ちを描く事にしたようでございます。
誰にも止められない情熱。
ひとりひとりの「炎」は小さいかもしれませんが、仲間が集まって大きな松明として掲げる。…若いうちにしか出来ない「無謀」というものでございますね。
そういう事をしてこなかった身といたしましては、来夏たちの頑張りはとても眩しい(笑)
彼らの頑張りが実を結ぶ最終回だと嬉しいのですが、さてどうなることでしょう。