境界線上のホライゾンⅡ 第8話『高所の決定者』

…色々あって武蔵が正式に英国の傭兵として振る舞えるようになったお話、かな?
この作品の場合、こういった駆け引きの部分にはなるべく「嘘」を排除しようという意志を感じまして好感が持てます。
もの凄く面倒クサイ設定(笑)であっても、国と国の外交の非情さと融通が語られており、そうした描写がそれを背負って立つ登場人物たちに活力を与えていると思います。
で、お話の方も面倒クサくなった来たときに「快刀乱麻を断つ」かのように、一番シンプルな女の子を救う男の子の話を用意してある処がこの作者の上手いところでございますね。
前シリーズではトーリとホライゾン、今シリーズは点蔵と傷有りがそれにあたる訳ですが、様々なしがらみを抱えながら立て込んだ状況をおバカなパワーで打ち破る爽快感を期待いたしております(笑)