つり球 #10『俺たちのタックル』

ひとりで「あいつ」に立ち向かおうとするハルだったが、どうしていいのか分からくなって煮詰まってしまう。その頃「あいつ」を釣り上げることを決意したアキラは夏樹たちと計画を立てる。そしてユキはハルの元へ走り続けていた、というお話。
ユキが「走れメロス」していたところに泣きそうになりました(笑)
今期の「ノイタミナ」は毛色は違っておりますが両作品とも「全力で青春」しておりまして、最終回直前の今回は両作品とも感情の頂点に至っておりました。
ユキとハルには別れがやって来るのですが、それは「さようなら」をしてキチンと区切りをつけたものでなければ二人にとって悔いの残る別れになってしまいます。
でも「挨拶」をした別れなら二人には「いつか」という希望が残るのですから、それをしない訳には行きません。そのために出来ることは「走ること」でございまして、「別れ」に向かって走るユキにおっさんウルウルと(笑)
初回の時には無気力でオドオドしていたユキが「友だち」のために全力を出している姿を見せられまして、たった11話のショートシリーズなのにキチンと主人公を成長させているスタッフの力量に感心させられました。
さて、歩の生死も気になりますが、次回最終回。彼らは無事「あいつ」を釣り上げる事ができるでしょうか?刮目して待て!(笑)