坂道のアポロン #10『イン・ア・センチメンタル・ムード -In A Sentimenta Moodl-』

めぐる季節にそれぞれが道を歩いているお話、…いやまあそんな感じだったので。
薫と律子の恋は遠回りしましたがめでたく成就、もっともこれは終わりではなく二人でスタートラインに立っただけのことで、全てはこれからの二人にかかっているのですが。
そして千太郎は百合香の駆け落ちという手酷い傷を負った訳ですが、そう云う事をおくびにも出さず薫と律子の橋渡しをしておりました。…いい男でございます。
ようやく平和が訪れた彼らの高校生活でございましたが、千太郎にとっては叔父でしかない幸子たちの父親の帰還で、彼は居場所を失ってしまいまたやって来る学園祭に薫と千太郎のセッションをすることなく消える決意をした、と。
泣きそうになりました(笑)
生きている以上毎日毎日何かしらが降りかかってまいります、幸せも不幸も同じように。それは誰もが逃れることのできないものでございますが、そこでどう振る舞うかでその人間の度量が試されているのかもしれません。
そして若い彼らには立ち止まることだけは出来ないのでございまして、千太郎は自分の居場所を作るために旅立とうとしているのでしょうね。
ということで次週最終回、どう決着をつけてくれるのかとても楽しみでございます。