氷菓 #8『試写会に行こう!』

自主製作のビデオを観ようとえるに誘われるまま試写会に参加させられた奉太郎たち古典部の面々は、そこで神山高校の「女帝」と呼ばれる入須冬実からある依頼を受けることになった、というお話。
冒頭のチャットの「あ・た・し♪」ってどう考えても奉太郎の姉でしょうし(「頼りにはなんないけれど、使い方によっちゃ踊ってくれるのがいるわ」って酷い言われようw)、それを聞いて考えた入須にえるは「操られて」奉太郎を試写会に連れ出したようでございまして、
奉太郎の周りには手におえない女性ばかりが集まるようでございます(笑)
今回は「中途半端な自主製作ビデオの結末(犯人)を考える」ことが奉太郎たちに課せられた任務でございました。
前提として「撮り終えたビデオの中に犯人は描かれている」というものでございますが、…おっさん、なんとなく「犯人」が分かったような。…いや間違いかもしれないのでここには書きませんが(笑)
それはそれとして。
自主製作ビデオの「いかにも素人が作りました」感が素晴らしい。京アニの「演出力」の凄さはいまさら言うまでもないのですが、そういう方々が「素人」になりきって演出する時、どうしても「プロの癖」が顔を覗かせてしまうと考えますが、そこを我慢した「北之原孝將」さんに拍手。
これが「実写」であれば簡単だと思うのですが、アニメって事はあのピンボケも光量の変化も全部描いているのですから、いや本当に大変だ。
そしてあの素人の棒読みのために用意された声優さんも、ねぇ(笑) 過剰でも不足でもない棒読みはプロの為せる業でございましょう。…そこら辺に居る現役の高校生使った方が簡単だとは思いましたが(笑)
「謎」を解くためでしたら前後編にはしないんじゃないかと考えますので、その「背景」が次回は描かれるかと。楽しみでございます。