モーレツ宇宙海賊 SAILING 20『茉莉香(せんちょう)、波に乗る』

アイちゃんが見つけたディンギーでヨットレースに出場しようとする白鴎女学院ヨット部だったが、経験者はアイちゃんだけという有様。突如現れたケインがコーチを買って出て部員たちを鍛えたお話。
一見いたしますと女の子たちが騒いだだけのエピソードにも見えるのですが、今回のお話は対外試合という他者とのかかわりを持とうとする事と、それをサポートしようとする大人が描かれておりました。
これは「子供が今出来ること、今しか出来ない事、今やっておかなければいけない事」を表していたのでしょうし、そういう子供たちに対して大人が出来ること、しなければならない事を描いていたのだと思います。
なに、大したことをしているのではございませんが、遊びであってもそれは成長にとって必要な栄養素でございますし、仲間を作るというのも大切な事なのでございます。
この時代にしかできない「経験」を積むことが子供の一番大事なお仕事といったメッセージが伝わってまいりました、…気のせいかも(笑)
元々女子高生の茉莉香を半ば無理矢理海賊の跡取りにしたというのも、巣立ちを促していると見れなくもございませんので、この作品のテーマはその辺にあるのかもしれませんね。
さて酒場のあの男はだれなんだろう(棒読み)