バクマン。2 第23話『勝ちと負け』

自信を持って書いた「完全犯罪クラブ」のネームは、港浦を始め編集者には評判が良く皆は安心して編集会議に臨んだが、というお話。
比較対象がエイジの超人気作品というあまりにも高いハードルでございましたが、これは最高たち自身で作ったハードルであり、それは大人の社会では守らなければならない「契約」であるということを佐々木編集長は教えたかったのでございましょうね。
良いものを描いてきたからといって「なあなあ」で済ませないで、プロとは作品だけではないということを描いておりましたが、…まあ現実のマンガ社会で「これはない」と思うのですが、それを言いだせば最高たちが勝手に連載を終了させて同じ雑誌に描かせてもらうというのも「ありえない」話ですからね。…冨樫さんという例外が(笑)
まあでもこの作品は「マンガ」の世界を描いておりますが、あくまで少年が成長して行くお話が主であって、そこに大人社会と触れた時の摩擦を「特殊な世界」のことに止まらないで描いているから面白いのではないでしょうか。
どうやら連載はダメになりそうですが、逆転打はあるのでしょうか?残り2話でございます。