探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕 #08『愛おしいよね』

タイトルの元ネタ「愛おしい骨」をググってみましたら、評判の良いミステリのようでございまして、皆さまのレヴューを読んで私も読みたくなりました。
しかしタイトル以外に関連性はなさそうでございました!…いつものことか(笑)
キレた(笑)アンリエッタによって破壊された学院は廃校となり、見捨てられたミルキィホームズと怪盗帝国の面々はコーデリアが無意識に発動したトイズによって現実逃避に勤しんだが、ただひとり正気だったストーンリバーの活躍(笑)によって目指すべき道を見つけた、というお話。
…と書きますと普通に「良い話」でございますし、実際今回のエピソードの趣旨はそういった事なのですが、それをあんな風に変な内容にしてしまうところがこの「ミルキィホームズ」という作品の素晴らしい処でございます。
そして「変な内容」のお話ではあってもストーリーは破綻していない訳でございまして、この絶妙なバランス感覚はスタッフの力量と云う外はございません。凄いです(笑)
今回は池端助監督が絵コンテと演出担当。
キレのある画面構成とスピード感のある場面転換はさすがベテランでございましたし、訳の分からない脚本(笑)をよくもここまで「画」にしたものだと感心。そして今回もネタが他方面に拡散しておりまして全然拾えませんでした(笑)
あの「11人いる!」のラストシーンは覚えておりましたが、石流れが刀を回していた元ネタが「インセプション」からだったのは映画を観ていないから分かんなかったorz 多分この作品で描かれたネタの半分も拾えていないんでしょうねぇ、それがとても悔しい!(笑)
さてこれで作品としての進路は決まりまして、如何にして「新ホームズ探ていがくいん(@シャロ)」を再建するのか、そして消えたアンリエッタをどうやって連れ戻すのかが今後の焦点のようでございます。
しかし森・アーティーの登場や、次回予告を見た限りでは一筋縄では行かないようでございます、
いいぞもっとやれ!(笑)