探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕 #07『そして希望なくなった』

ミルキィホームズのあまりにも不甲斐ない姿に絶望したアンリエッタがキレたお話。サブタイトルは名作「そして誰もいなくなった」より、と。
ウーロン茶で酩酊できるアンリエッタに惚れる(笑)…最近のソフトドリンクで酔うアニメが多いですが、これも「規制」の一環なのかなぁ。それはともかく
このエピソードを中盤に持ってくるスタッフの恐ろしさに恐怖した(笑)
と申しますか、この作品の場合ノンベンダラリと作っていても誰も文句は言わないと思うのですよ。「定型」と申しますか「予定調和」と申しますか、ダメダメなミルキィホームズの日常と、アンリエッタのイライラを描いて最終回で爆発といった作りでね。
しかしそれに甘える事無く、誰もが予想していなかった中盤で最終回といった展開を敢えて持ってきたスタッフの挑戦者魂に完敗して乾杯だ!(笑)
しかも怪盗帝国の崩壊と学園の崩壊、去って行くアルセーヌに壊滅するG4、そしていつも通りダメダメなミルキィホームズ(笑)と、「そして誰もいなくなった」のサブタイに恥じない展開で終幕させた処もスタッフの「意地」を感じましたし、なによりアルセーヌと怪盗帝国のバトルはいつも以上にヒドイ(笑)内容で満足いたしました。
こうした急展開ですと忘れられがちな小ネタも満載でございましたし、…まあ不満があったとすれば肝心のミルキィホームズが全然活躍しなかったことでしょうかねぇ。
もっともここで活躍してしまえば物語が本当に終わってしまうでしょうから、彼女たちの活躍はこれから本当の最終回に向けて次第に…、ってそんな安易なオチをこのスタッフが考えているでしょうか?
多分こちらの予想を上回る展開が用意されていることでしょう、うん、今おっさんの中で凄くハードルを上げましたよ(笑)