劇場版 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動!の段

忍術学園の事務員・小松田秀作のミスから、喜三太の夏休みの宿題がオーマガトキ城主の褌(ふんどし)を奪うという六年生レベルのものとすり替わっていたことが判明。折しもオーマガトキは隣国タソガレトキと合戦中と危険な状態で、そこから戻ってこない喜三太を心配した乱太郎たちは救出へ向かうことに、というお話。
監督は藤森雅也さん。
1993年から続いている人気シリーズの劇場版でございますが、テレビの方も少しだけしか視聴していないあまり熱心な視聴者ではございませんし、この番組も他の番組があまりにもつまらなかったので時間つぶし程度で視聴いたしました。
面白い(笑)
さすが劇場版といったところでございまして、細部に至るまで神経の行き届いた作画と動きは見事でございましたし、なにより脚本の流れが自然かつ理にかなっておりまして、引っかかる(気になってしまい本編に集中できない)処がなかったところに一番感心いたしました。
特に伏線の張り方や、作中の戦術などはいい加減なところがございませんで、多分こういった処に手を抜かないから長いシリーズになっているだろうなぁと感じさせられました。
登場したキャラは本当に多かったのですが(そしておっさんはそのほとんどを知りませんでしたがw)、少ないセリフと行動だけでもどういうキャラなのか瞬時に理解させてしまうのは、長年この作品を作っているスタッフの手腕なのでしょうね。
それにしても昔観ていた時はこんなに先輩多くなかったんだけどなぁ(笑) 特に「可愛い石田」さんが登場していたのには笑ってしまいましたよ(笑)
上でも書きましたがレイアウトや動きもいちいち見事でしたし、予想外にヌルヌル動いて笑わせてくれます。小ネタも豊富で、劇場でこの作品を観た子供たちが大声で笑っていたんだろうなぁと、容易に想像ができました。
うん、年頭から良い「お年玉」を頂きました。