真剣で私に恋しなさい!! 第11話『真剣で私と出撃しなさい!!』

最後の出撃前の痴話喧嘩のエピソード。
今回のような軽いノリの作風ですと、登場している女性キャラの魅力は引き出されているのですから、変に政治批判や社会風刺を取り込まない方が良かったと考えるのでございます。
いや明確にそれを目指していたのなら、第1話からそういった構成で作品を制作すべきだったでしょうし、もっと誠実に題材と向き合って頂きたかったなぁ、と。
色々な要素を一つ鍋に放り込んでごった煮としての美味さを目指したのかもしれませんが、素材がそれぞれ喧嘩してしまって料理としての完成度が低くなってしまったようにしか感じられません。
繰り返しますが、キャラの魅力は伝わってまいります。
この「物語」でだいぶん毀損されているのでしょうが、それでも伝わって来たのですから原作のエロゲ(笑)ではさぞかし光っているのでしょう。
キャラに適した物語を用意してあげるべき責任者は誰だったのでしょう?