Fate/Zero 第十一話『聖杯問答』

セイバーとライダーとアーチャーが酒を酌み交わしながら「王」を語ったお話。
ライダーとアーチャーから王の資質なしと断ぜられたセイバーでございましたが、一口に王といっても色々ある訳で、乱世の王と平時の王では求められるものが違うでしょうし、王から見た王と臣民から見た王でも違うかと。…もっともセイバーも乱世の王だったので言い訳としては成立しませんね。
ただ臣民のことを考えて王になろうとした者と、己の欲望を正当化している者との違いは浮き彫りになっていたように見えまして、…どちらが正しいというお話ではないような気も致します。
セイバーは有効な反論ができませんでしたが、それは彼女の過去と関係があるのか、それとも彼女の「甘さ」から来ているものなのか。そしてこの問答がこの先の戦いにどう関わってくるのか。
今回も前回と同じく「無くても困らないエピソード」にも見えたのですが、判断は彼らが戦いをしてみるまでは保留しておいた方がよさそうでございますね。