C3-シーキューブ- 第十章『嗜虐者は何処にもいない』

連続殺人事件勃発。その死体は折りたたまれており明らかにフィアを挑発しているものだった、というお話。
今回は錐霞の呪われた道具と共に生きる苦悩が描かれておりましたが、ヴィジュアルがエロかったりエグかったりとお話に集中できませんでした(笑)
道具にかけられた「呪い」を解くには、人の喜びや善意が必要なのでしょうし、それを浮き上がらせるためには深い絶望が必要かと存じますが、この作品はそこの描き方が十分じゃないんですよねぇ。
むしろ明るく楽しいファンタジーとして描かれる部分が多くて、その「差」に戸惑うばかりでございます。