C3-シーキューブ- 第八章『逃れ得ぬ呪いのような』

フィアたちがサヴェレンティの呪いを解いてあげたお話。
いや本当に呪いを解いたのかどうかは分からなかった(笑)のですが、「キリングオルガンの刃(やいば)をすべてへし折ったのでもう呪いが発動することはない」という理解でいいのかなぁ?
解決策としては「甘い」とも感じたのですが、ではサヴェレンティが壊れて白穂が悲嘆に暮れるという悲劇がこの作品に相応しいのかと問われますとまだ答えようがございません。
その判断が可能なのは、この作品が幕を閉じた時点でございましょう。それまでは作者の語る物語を眺めている外はないと考えます。
それにいたしましても「道具」の抱える「呪い」を語っているパートと、その「道具」たちが繰り広げる「日常」の様子の落差が凄いですね(笑)
ベン・トー」は「緩急」で、本作は「落差」なのですが、正直使い分けしていて意味が分かりませんよ(笑) でも感覚的に本作は「落差」だよなぁ、と。
毎回そうですが、今回は特に絵コンテと演出が見事でございました。