青の祓魔師 第23話『真実』

雪男の体が実の父に乗っ取られたお話。
これまでこれといった見せ場のなかった…、と言うよりもモブでしかなかった「宝」が聖書の一節を語りだしたときは何事かと思いました(笑) 何者?重要人物なのか?!
さて、サタンの口から二人の母親と青い夜の「真実」が語られた訳ですが、「悪魔」の最大の能力は物理的な力ではなく人の心を易々と騙すその語りだと考えますと、語られた全てが「真実」と思い込むのは少々危険なのかもしれません。…歳を取ると疑り深くなっていけませんね。
エルンストも娘殺しを認めておりましたので多分真実なのかもしれないのですが、であるならば「息子」の体を乗っ取る行為が、語られた内容から受けるサタンの印象とは違いすぎているような…。まあ観ていれば分かることですが。
人の心の醜さをこれでもかっ!と描いた今回でございましたが、その人間が悪魔を慈しんだり、その子供を育てたりもした訳でございまして、この辺の人の不可思議さこそが最後の武器に…なるのかもしれません。
さて、燐は親父を「ぶん殴る」ことが出来るでしょうか?盛り上がってまいりました。