THE iDOL M@STER 第四話『自分を変えるということ』

ケーブルテレビの料理バラエティ「ゲロゲロキッチン」に出演した春香・千早・響・貴音のお話、…といいますか「千早」のお話。
前回の「雪歩」の時もそうでしたが、グループを作ってその中の誰かに焦点を合わせたお話作りのようですね。このやり方ですと、たった一人が思い悩んで救いがないお話になってしまうことを回避できますので絶妙かと。
それと主人公がひとりであれば違うのでしょうが、大勢の登場人物を均等に描かなくてはならないようですし、あまりひとりだけに重荷を背負わせても仕方がないという配慮と、苦しみも喜びも皆で等しく分かち合おうという事なのでしょうね。
ただ登場人物たちが多いという事は、目指す「アイドル像」も多いという事でございまして、即ち主人公ひとりでは描ききれない多様な悩みも描けるという事でしょうから、すらっふは良い素材を手にしたものでございます。丁寧に描いて頂きたいかと存じます。
本編。
歌のお仕事をしたい千早はバラエティのお仕事に不満を抱えておりましたが、駆け出しが仕事を選んでやれる訳もなく。
これはどんな仕事もそうなのですが、理想を持つことは結構なのですが理想を実現するためには地道な努力こそが近道でございまして、与えられた仕事を真っ当してこそ次の機会が巡って来る。…まあ何事にも「例外」はつきものではございますが。
千早はあまり納得できていなかったみたいですが、春香たちの存在が千早の心を少し軽くしてくれたみたいで、妥当な終わり方でしたでしょうか。