シュタインズ・ゲート #20『怨嗟断絶のアポトーシス-Finalize Apoptosis-』

萌郁のDメール取り消し作戦、後編。
揃いも揃ってDメールに関わった連中は悲惨な未来にしか生きられないのかと暗澹たる気持ちになってしまいます。誰か一人くらいは能天気な世界線に生きてくれても良かったんじゃあ(笑)　もっともあのラボメンの関係者で明るい未来といっても大したことはなさそうなのですが…。
萌郁の言う「FB」の正体はラボの大家「天王寺裕吾」だったり、その結末の後味の悪さなど、絶好調！でございました。アニメの展開としては必要にして十分だったと思いますが、まあ不満がなかった訳ではなく。
ここまででSERNの非道ですとか恐ろしさがもっと描かれていれば、ミスターブラウンのSERNに対する恐怖が伝わって来たと思うのですが、その辺がもうひとつだったように見えました。
それとミスターブラウンの葛藤が案外サラッと描かれておりましたが、あそこはもっと掘り下げても良かったんじゃないかと。…これはミスターブラウンだけのことではありませんね。
もっとも一人一人のことを掘り下げて描くとこの「尺」でも足りなかったでしょうから、やはり上で書いた通り「必要にして十分」なこれくらいでいいのかもしれませんね、アニメとしては。
次回からは最終章かな？
岡部がまゆしーを救おうとすれば紅莉栖は死ぬし、紅莉栖を救おうとすればまゆしーは助けられない。…究極の選択ですなぁ。
この作品で「チェス盤をひっくり返す（＠戦人）」展開はあるのでしょうか？…手はありそうな気もするのですが。