神様のメモ帳 Page.6『僕は負けそうだ』

錬次と四代目の因縁話。
…うん、その因縁の正体はまだ明かされておりませんので、その事につきましては(多分)最終章であろう次回に回すと致しまして、やはり一冊の分量のお話を消化しようとすればこれくらいのペース配分が最低限必要なんだなぁ、と。
いや、これでも端折っているのは分かるので、あくまでも最低限というレベルのお話なのですが。このエピソードにつきましてはそういった「余裕」が感じられまして、それまでのような見難さが改善されていたでしょうか。全然関係のない話(でもないか…)なのですが、この作品もカテゴリー的には「ラノベ」というジャンルに属しているのかな?
おっさん、「ラノベ」を語る資格は全くないのですが(なにせ「電波女と…」しか読んでないから)、例えば「西尾維新」さんの作品ですとか、「電波女」ですとか本作などを視聴していて感じたことがございまして、それは「どうしてこうも迂遠な物言いをするキャラばかりなんだろう?」という事でございます。
確かに西尾さんの作品に初めて触れた時には大層新鮮に感じられましたし、こういった語り口が「トレンド(死語)」なんだろうなと受け入れてはいるのですが、この形式は小説向きの手法であってアニメにはあまり向いていないような気がしてまいりました。
いや確かに「化物語」や「電波女」は上手く処理されておりましたので、全く向いていないというのではなく、「人」を選ぶ形式なんじゃないかと。この場合の「人」とは監督だけの事ではなくて「脚本」を含めた制作全般の「人」のことなのですが。
それとその「会話」だけではなくて、そこに至るまでの描き方も重要でございまして、本作はアリスのパートは好きなのですが、そこと他のパートとの乖離…、そこまでは申しませんが何か「浮いている」ように感じられましてねぇ。
…といった事を視聴しながら感じておりました。